トレードを異分野の表現者から学ぶ~小林秀雄編2~

さて今回も、日本近代批評の母・小林秀雄を通じて、トレードを学ぼう。

小林秀雄講演「科学する心」

前半は、「科学的に認識する」ということについて語られている。

 

まずシステムトレーダーとして、最低限の部分は教養として押さえておきたい。

近代とは何か。

一言で括ってしまえば、「分ける」というキーワードが最適。

 

文学部出身者にとっての「近代科学の出発」は、なんといってもデカルトだろう。

「主客二元論」で知られる彼の思考は、あらゆるものを自己から対象化しようとする。

その方法は、大まかに言えばこの3つだ。(参考:『方法序説』)

 

・方法的懐疑

・分析

・総合

 

対象を理論的に筋道立て、疑ってみる。

複雑なものを、単純な要素に分ける。

そして、理解した各部分を合わせ、全体を理解する。

以上。

 

哲学に興味の無かったシステムトレーダーも、アンテナが反応し出すことだろう。

トレードモデルの構築や検証課程で、誰しも経験するプロセスである。

 

近代とは「分ける」こと。

産業革命は「分業」を生み、学問は「細分化」され、廃藩置県によって土地が「分割」される。

人間が対象化しようとしたものは、ことごとく分割される。

それが近代だ。

 

さて、我々もその近代の延長線上を歩き、今日も株価を分割し微かな歪みを見出そうとしているわけだが、その試みを小林の思考を踏まえた上で、再度評価し直してみないか?

トレードを矮小な世界に閉じてしまわず、異分野の知で洗い直す。

出てくるものは鬼か蛇か!?

 

(つづく)

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