伝統的バリューファクターは誰のものか~個人投資家だからこそ引き受けられるリスクがある~

体のだるさがなかなか抜けないので、本日はチャリを漕いで体を動かす。

 

いつもより遠くのスタバにて、情報抽出のプログラムを走らせながら読書。

至福の時間だ。

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読んだのは、システムトレーダーならお馴染み(?)の古典的名著『ウォール街で勝つ方法』。

読了したのは2度目かな。

トレードを学び始めた初期の頃、かの土屋氏が推薦図書に挙げていたことからアマゾンで即発注し、若干血眼になりながら読んだのを覚えている。

 

とことん実証分析に取り組んだ中身は、当時としては異例の内容だったのだろう。

伝統的なPER等のバリューファクターだけでなく、PSR(株価/一株あたり売上高)などのあまり聞きなれないファクター効果の検証結果をまとめている。

 

個人的な感想を言えば、これらのバリュー指標の利益項目に予想値さえ用いていれば、どれでもインデックスをアウトパフォームするだろう、というところか。

分散をかけつつ必要リスクにだけ賭けることができれば、巷の金融商品の利益率をはるかに上回るパフォーマンスを出せるはず。

でも実際に運用する人間はいないだろう。

 

このような本を読みこんで己の運用能力を上げようとする人間は、より早く、堅実に、資産を増やす術を学ぼうと欲している。

バリューファクターの成分を抽出するポジションを組める知識と技術があるなら、より短期的に効くファクターを探すだろうし、資金的にもより効率の良い手法を用いるはずだ。

これらの伝統的バリューファクターは非常に有名であり、長期に渡って効果を発揮し続けてきたが、しかし個人投資家の実践者はどれほどいるのだろうか。

本格的にバリュー成分の抽出を目的化したポジションを運用する個人投資家は、皆無に近いのではないかと自分は考える。

 

しかし、競争相手が少ないならばこそチャンスも大きい。

機関投資家が入ってこない新興株は、流動性リスクを引き受ける代償に、大きなリターンが期待できる。

各人の運用条件さえそのリスクを許容できるなら、個人的には全然ありだろうと思っている。

(実際に自分のポジションは、流動性リスクも一定量引き受けるようにしている。)

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