6257藤商事の業績修正をどう見るか~台風一過、光明差す~

台風18号も東北を過ぎていったので、相場の後は外に出て一息つく。

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相変わらず適時開示情報の処理を自分の脳みそで行い、企業業績の変化に対して体を過敏にしている。

本日目についたのは、先日業績予想を上方修正した6257藤商事

 

時系列情報を整理するとこうだ。

 

7月23日 :第1四半期の決算発表を行い、1Qの実績は大きな赤字。しかし通期予想値の下方修正は行わず。

9月26日:なんと中間期予想値の上方修正を発表。通期の予想値はそのまま据え置き。

 

前四半期に赤字を出しているにもかかわらず、予想値の上方修正を出すとは何事!?

そう思いながら決算短信を読んでいくと納得の内容が書かれていた。

要約すると以下の通り。

 

・今年度の3Q以降に発売を予定していたパチンコ新台を早めに市場投入しました。

・そのために中間期の実績はプラスに転じるだろう。

・発売時期を早めただけなので、通期の予想値は据え置きにしますよ。

(参考:四季報オンライン

 

とのこと。

 

この企業、過去のタイムリーディスクロージャーを見ると、ぷんぷん匂う。

そもそも正しいルール上は、1Qの実績が赤字ということが分かった時点で、中間期の予想値に修正をかけるのが通常である。

しかし藤商事は修正を出さず、後期に発売予定の新製品の発売を早め、逆に100%を超える上方修正を出しているのだ。

表面上のみポジティブを取り繕っているように思えてならない。

 

この企業の実態は、何かがポジティブに変化しただろうか?

 

1Qの赤字は、本業での売り上げ不振による赤字。

中間期の上方修正は、単に後期の売り上げを前倒しにしたもの。

据え置きにしている33億の通期利益の期待値には、まったく上振れ期待が無いのである。

いや、そもそも1Qでの実績赤字が今後の業績進歩率に重くのしかかるのは間違いない。

つまり、この業績予想値の上方修正は、”ネガティブ維持”といったところだろう。

 

この中間期の上昇修正発表によって一時的にマーケット参加者の目を誤魔化せ、翌日の株価がギャップアップしたなら、トレード判断は”売り”だ。

その結果はどうだろう・・・

bandicam 2014-10-06 19-10-11-765出来高最大の日が、業績修正日の翌日だが・・・

 

(つづく)

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