先輩に学ぶ、負けの精神作用の意味~トレーダーが発注ボタンに乗せているもの~

デイトレーダーとして広く知られているテスタさんが、珍しく普段より大きめの損失を受けたという。

相場がどんなに荒れても高い勝率をあげ続けているので、ブログ読者にとってはいつも以上に目を引く出来事だったはず。

しかしそれでも週単位ではしっかりとプラス収支を出しており、第三者の視点からは取るに足らない出来事だったように思う。

自分もそれほど気にしていなかった。

 

しかし当日夕方のツイートを見て、思わず声を出してしまった。

こちらがそのツイート。

bandicam 2014-10-12 17-36-34-393

テスタさんのブログを読んでいる方はご存知のとおり、この方は上げ相場の波に乗って一発当てた億トレーダーではない。

どんな相場に対しても、常に新しい手法を生みながら短期的な価格の歪みを捉えてきた実践者だ。

発言を見る限りでは、大多数のシステムトレーダーよりも、徹底してシステマチックなトレードをしているようにも思う。

輝かしい成績を見るに、勝つべくして勝っているという自信を持っているものだと勝手に決めつけていたが、このツイートを見てテスタさんの印象がひっくり返ってしまった。

 

トレードの負けがもたらす精神作用は、ベテランも同じか。

対人の勝負に、楽して得られる勝利なんて無いんだなと改めて思い知らされる。

 

しかしながら、真摯に自分と向き合い、相場と向き合っているからこそ、負けが自分の存在そのものの否定と感じるんだと思う。

身を切るリスクの無いトレードにどれほどの価値があるだろうか。

 

突き詰めれば、自分の用いるトレード手法の選択は、”何を信じるか”という選択に還元されるはずだ。

 

確率?

統計的優位?

それとも定性情報だろうか?

 

それが何らかの科学的”理”であれば、何でもいいのだろう。

何を学ぼうと、最終的に発注ボタンを押すのは、「自分は何を信じるか」という信念に他ならない。

僕らが寝ても覚めてもマーケットを思い、学び続けるのは、その信念を強化させるためだ。

 

マーケットに真摯に向き合っていれば、つまりその強化作用が強ければ強いほど、発注ボタンに自分の存在そのものを乗せることになる。

したがって、負けは自分の存在の否定として、避けることは許されず真摯に受け止めなくてはならない。

もはやハリネズミの恋を笑ってはいられないだろう。

 

実力者にも平等に厳しい世界だと感じずにはいられないが、失敗から学ぶしか道は無いんだろう。

ツイートを見るからに、立ち止まる気配は全く感じられない。

この経験さえも最適化サンプルとして取り込み、売り板を撃ち抜く武器を磨いてマーケットに戻るはずだ。

 

くれぐれも自分が撃ち抜かれないよう、真摯に学び、磨かなくては。

今回は、先輩トレーダーの貴重な一面から、多くの学びをいただきました。

感謝。

2 Responses to “先輩に学ぶ、負けの精神作用の意味~トレーダーが発注ボタンに乗せているもの~”

  1. take より:

    こんばんは、いつもブログ拝見させて頂いております。

    いつもブログから何かを感じて、そしてこのページを後にするのですが、今日の記事見入ってしまいました・・・。

    私自身、大きな失敗をして、あの時は本当に自分自身を完全に撃ち抜かれて、このまま全てが終わってしまうと感じて日々過ごしていました。

    そこから少しずつ戻って来ていますが、己と向き合い続けるこの世界はいつだって厳しいものだと今でも忘れずに日々向き合っています。

    真意に学び続けることを忘れないこと、過去の経験を糧に今後もこのブログとともに前進できたら嬉しいです。思わず書き込んでしまい、失礼しました。

    • miura より:

      テスタさんのような秀才トレーダーも、知人のプロディーラーもそうですが、自分と同様に苦しむんだなと改めて感じます。
      避けられない相場からの教示から、気持ちをぶらさず学んでいかないといけないんですね。

      takeさんのように前進を続けるトレーダーがいることを忘れず、些細な事で倦まずに、相場に向き合っていきます。
      近い将来、お互いの祝杯をあげましょう!

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