8月のトレード結果と、面白い気付き。
波乱の8月相場、お疲れさまでした。
書きたいことはたくさんあるのですが、睡眠不足のため要点中心に今月のトレードをまとめます。
今月の成績
まずは今月の成績から。
収益はかなりβに引っ張られた形になりましたが、リバウンド後には浮上し、プラス圏で着地しました。
サラリーマンの給料と変わらない額の収益ですが、この相場付きと、急落を経験できたことを考えると、得たものは決して小さくないと感じます。
反省と課題
私のポジションはβ(=指数の動き)を相殺するように組んでいるのですが、この急落ではβにかなり引きずられてしまっています。
この原因については、しっかりと理由を認識しています。
理由は、ロング・ショートの金額のズレ。
新しいポートフォリオを組んで1か月が経ちましたが、初めはショート側も個別株で組んでいました。
そのショート側の個別を入れ替えるために、一旦ショート側を手仕舞いしてTOPIXの売り玉にしていたんですが、そんなタイミングで今回の急落を迎えてしまい、内心かなり焦ってました。
個別株は、相場の急変時にベータ値が上昇するため、指数を売るだけではポジションにズレが生じてしまいます。
今回は買い玉の銘柄選択にかなり自信があったこともあり、投げられた玉を下で拾ってリバーサル待ち。
急落前の水準に収支が戻ったところを見ると、銘柄選択はかなりイイ線いっていたかな?
監視銘柄を見ると、高値を更新している銘柄もそこそこあり、大して儲かっていないくせに自信だけは付き、今年一番の収穫があった月になりました。
9月以降の立ち回り
目先は、早く個別の売りポジションを作ってしまい、βと金額でニュートラルにしてしまいたいところです。
しかし、ショート対象の個別株はまだリバーサル最中なので、納得いくポジションを組めるまで1か月以上かかるかもしれない。
新しいトレーディングが型にはまるまで、試行錯誤はもう少し続きそうですね。
個別銘柄の定量的スクリーニングは、かなり納得いくものになったので、後はポジションの組み方だけ。
結果=収益につながるまでがもどかしいですが、ゲームの攻略法が見えてくるこの段階が一番楽しい時でもあります。
大きいポジションを動かしているので、リスク管理だけは気を配っていきたいところ。
気付きメモ
今月、面白い気付きがあったので、メモ代わりに追記。
ショート対象の銘柄スクリーニングを10日ほど前に終えたのですが、その内容にかなり驚きました。
以下の画像は、定量ファクターでランキングした上位銘柄です。
(上位ほど、強い売りシグナル。)
明らかにチャートのおかしい銘柄を2~3ほど取り除きましたが、ほとんと定量情報でのスクリーニング結果通りに表示しています。
もちろん貸借銘柄のみ対象。
ファクターは、アカデミックな研究にも用いられるようなオーソドックスな収益性ファクターです(少しアレンジはしてある)。
見事に下げている銘柄ばかり。
個別に見ていっても、ほぼ全てTOPIXをアンダーパフォームしていました。
問題は、ロング対象よりも、流動性が低めという点くらいかな。
もちろん、相場付きにもよるかと思いますが、チャートを俯瞰する限り、ロング側よりもショート側の方が簡単なゲームに見えます。
これが分かったことも今月の大きな収穫の一つになりました。
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